【派遣法改正】当社が交通費を実費支給にしたワケ
おはようございます。現役派遣営業マンのバイスです。
今回は、4月に迫る同一労働同一賃金に関する通勤交通費について書いてみようと思います。
みなさんは交通費どうしていますか?
当社は実費払いにすることを決めています。派遣先さんの話を聞くと各社それぞれ考え方が違うようですね。
なぜ実費支給にしたのか?
まず、私の周りで耳にする一般的な支払い方法は2パターンです。
・時間あたり72円支給(以後72円支給)
・実費支給
この二つの大きなメリット、デメリットを挙げてみます。
《72円支給》
◇メリット
一律時間あたり72円を時給に上乗せするので管理がラク
◇デメリット
時給込みなので雇用コストも一緒に上昇する
《実費支給》
◇メリット
別途交通費で支給するので有給などの雇用コストを抑制できる
◇デメリット
個別の通勤距離で算出するので管理が大変
ちょっと稚拙が比較で申し訳ないですが、各一つだけ挙げるとこうなりますが、ご覧の通りメリット・デメリットは裏返しです。
派遣営業初心者の方のために説明すると、72円を時給込みにすると有給日額も上がります。所定労働時間が8時間のスタッフさんなら576円の上昇です。(有給10日なら5760円のコストアップ)
さらに、時給が高くなる(=収入が増える)と健康保険と雇用保険の会社負担コストも増えます。
そのため、 当社は後者を選択したのですが、 単純にそのほうがコストが安いからだけではなく、値上げ交渉で派遣先さんから受け入れてもらいやすいと考えたからです。
当社の場合、マイカー通勤者が多く、大体30分圏内なので実費支給のほうが派遣先に転嫁する派遣料金も安く済むのです。
ただし、交渉を進める中で、個別に支払い金額が異なるのは、(派遣先としては)管理できないという意見があるも事実です。これは同業他社の多くが72円支給なのでしょうね。
まとめ
考え方次第なので正解はないのですが、正直まだ蓋を開けてみないと「業界の多数派意見」はわかりません。
みなさんの会社はどのように支給(請求)しようとしていますか?
まだまだ他社の出方を伺いながらの料金交渉になっているようですが、お互いに頑張りましょう。
ではまた!
人気記事新型コロナで派遣切りが始まった業種は?派遣営業マンが語る実態