【派遣法改正】値上げ交渉の回答が出始めました!

同一労働同一賃金

おはようございます、現役派遣営業マンのバイスです。

今回は、同一労働同一賃金で派遣料金交渉についてです。

さっそくですが派遣先回答はこちら

当社の競合他社の場合、退職金を全部と交通費も転嫁すると、派遣料金1800円だと200円程度アップの見積もりを提示しているようです(2/10現在の情報)

ちなみに当社は、退職金は転嫁しないでシェアを取りに行く戦略(というか博徒?)なので、100円程度上がれば御の字と考えていました。

派遣先回答は130円~150円アップが最も多いです。

具体的には、

某製薬会社 130円アップ
某介護用品レンタル会社 150円アップ
某金属加工会社 130円アップ
※すべて交通費込み  

なぜこの金額なのでしょうか? 
わたしはこのように推測しています。

  1. 時給に交通費72円乗せて支払う=派遣料金100円アップ
  2. 退職金負担は半分程度=30円~50円アップ

まだ回答がないのは契約終了のサイン?

まだ回答が無い派遣先もあります。

そういうところは、現状の支払い時給が一般賃金(職業分類の基準値)以下で、そもそも時給が安すぎる。

そこの値上げ分に退職金、交通費を乗せると250円~300円アップ(当社の場合は150円~200円程度)なので、そもそも派遣を使い続けることは無理だと勝手に思っています。

先日も、懇意にしていただいている派遣先には、「もう派遣使うメリットはありません。自社採用に力を入れたほうが貴社のためだと思います」と言ってしまいました。

そのうえで、転籍を協議したほうがお互いにとって建設的だと思っているからです。

自社の利益のためだけにゴリ押しはしたくないし、水面下でスタッフを引き抜かれるのは嫌ですから。


昇給はどうする?

当社はまだ答えを出せていません。

すでに無期雇用で9年選手のスタッフ、つい先日入社下ばかりのスタッフ。

これを同一時給ではいけないのは分かっていますが、経験・能力を加味した値上げが成立するとは到底思えません。

零細派遣会社のわたしたちも、派遣先もそこまで考える余裕がないのでしょう。

当社の経営者にしても、とりあえず業界の流れを見ながら、今のところは先送りと考えているのか、なんの指針も示されていません。


まとめ

  • 130円~150円アップが最も多い
  • 低料金の契約は終わる→転籍料交渉にシフトすべし
  • これで終わりではない。1年以内に能力・経験による昇給の値上げ交渉がやってくる。

 

今回の記事の根拠はさすがに開示できませんが、これが当社のリアルな実態です。

近日中に、ご近所の同業者パパ友と集まる機会を設けましたので、おもしろい話が聞けたら今週中に記事にしますね。
それではまた!

 

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